
1.「私は悪くない」──“権利”を振りかざす娘の心理の裏側
「私の人生なんだから、どう生きようと自由でしょ」
そう言って娘はスマホを見つめ、話し合いの席を立ち去る。
親としては、「危険な行為をやめてほしい」一心でも、娘さんにとっては“支配”と感じてしまう──そんな親子の断絶が増えています。
JECセンターに寄せられる相談の中でも、「お金が全て」「効率こそ正義」という価値観を持つ娘さんは年々増加傾向にあります。
その背景には、家庭・社会・そして本人の心理という三層の構造的問題が存在しています。
娘さんが“人権”を盾にするのは、単なる反抗ではありません。
本音の奥には、「自分を理解してくれない」「責められるくらいなら正当化したい」という切実な心の防衛があります。

2.家庭と社会が生んだ「お金=安心」の価値観
現代の家庭では、親御さんが無意識に「結果」「安定」「損得」を重視する傾向が強まっています。
「いい学校に入れば安心」「安定した職に就けば幸せ」といったメッセージが繰り返されることで、娘さんは“成果で愛される”という歪んだ価値観を身につけていきます。
一方、SNSでは「パパ活」「夜職」「投資で稼ぐ女性」が“自立した女性像”として拡散され、努力より要領・誠実より見栄えが承認される文化が根づきました。
この情報の洪水の中で、娘さんは「お金を持っている=価値がある人」「自分もそうならなければ認められない」と思い込むようになります。
そして、親御さんが「危険だからやめなさい」と言えば言うほど、「古い」「理解がない」と反発が強まる──話し合いはますます成立しなくなります。

3.話し合いを成立させるには、“正論”ではなく“共感”が必要
JECセンターでは、こうした親子間の行き詰まりに対して、まず“話し合いの土台づくり”から支援を始めます。
最近は発達特性を持つ娘さんの場合、感情を言語化する力が弱く、「なぜパパ活をするのか」を自分でも整理できていないケースが多いのです。
そのため、親御さんが「正しい説得」をしても、娘さんの心には届きません。
JECセンターのスタッフは、“理解されたい”という娘さんの感情を受け止めるところから関係を修復していきます。
たとえば、面談では「どうしてその生き方を選んだのか」「何が不安だったのか」を一緒に掘り下げ、親御さんにもその背景を共有します。
このプロセスを通じて、親御さんは「娘が何を守ろうとして“人権”を盾にしているのか」を初めて理解できるようになります。
そうしてようやく、“責め合う対話”から“支え合う対話”へと変化していくのです。

4.JECセンターの支援──「お金ではなく人とのつながりで満たされる」再体験
JECセンターの介入の目的は、行動を矯正することではなく、「お金以外の安心」を再び体感させることにあります。
入所後、娘さんはスマホやSNSから距離を置き、生活リズムや人間関係をリセット。
スタッフがまるで家族の一員のように寄り添いながら、信頼関係を築いていきます。
同じ境遇の仲間や経験豊富なスタッフが心理学マインドを通して、娘さんは「感謝される」「人に頼られる」「誰かの役に立つ」といった、お金では得られない満足感を少しずつ取り戻していきます。
同時に、親御さんには面談やLINE、電話での情報共有を通じて、「結果より心」「正しさより理解」という姿勢を育ててもらいます。
こうして親子がともに変わると、再び話し合いが成立し、「娘の人生を一緒に考えられる関係」へと戻るのです。

まとめ:親が先に“変わる勇気”を持つこと
「お金が全て」と言い切る娘さんは、実は誰よりも“安心”を求めています。
しかし、親御さんが感情的になればなるほど、その心は閉じてしまいます。
JECセンターでは、娘さんと親御さんを同時に支えながら、「お金よりも人」「自由よりも絆」という感覚を再び取り戻すお手伝いをしています。
「話し合いができない」と感じたときこそ、第三者である私たちの出番です。
親子の“声にならない想い”を翻訳し、再び向き合える関係を築く──それが、JECセンターの支援の核心なのです。
あなたのご家庭ならどうしますか?
*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養"に基づいています。

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